そういえば
昔、好きなものを好きというのは恥ずかしい事だと思っていたな。
これが好き、あれが欲しい。
って言ったら 笑われてから えーこっちの方がいいよ なんて言われて全然違うものに変わってしまう。
笑われたり、否定されたり、そういうのが多かったな。
周りとずれる感覚がひどく嫌で、それが私を1人にさせると思って周りに合わせてたのかもしれないな。
きっとすごく寂しがり屋な子だったんだ。
今の私は好きなものを恥ずかしいだなんて思わないけれど、昔のことを思い出すと胸がチクチクと痛む。内側が少し熟れるようにジクジクする。あぁ、思い出したくない、嫌だ嫌だって心が言ってる。
やめよ。心に悪い。
好きなものは好きなのだ。
恥ずかしいだなんて好きに失礼だ。無責任。
全力で受け入れて、抱きしめる。
ぎゅー
だから大丈夫よ。