徒然メモ

徒然と毎日をメモのように

よかったね

優しいあの人はいい人にはなれなかった。

 

なんとなく胸に刺さって、抜けなくなった。

ぶすっと思いっきり刺さってくれれば気持ちよかったかもしれないのに。ギリギリと埋め込まれるような、無理に残されるような、そんな感じ。

 

昨日の夜。次の日がお仕事なのに、お酒を飲みに行った。いつもの安いチェーンの居酒屋を出たら、ある日知り合ったあの人がいて、3人で知らないお店に行った。知らなかったのは私だけだった。

 

そこで50代のおじさんとお話をした。

子どもが三人いて、今離婚調停中らしい。

その人は子どもにはけじめとしてもう会わないと話した。

私は自分の父親を写真でしか知らなくて、何10年も前のままで止まってて、どんな表情をしたとか、どんな声をしたとか、どんな仕草があったとか、そんなの全然知らないから。それを私は さみしい と思っていたから。

 

話をした。

 

おじさんはじわっと涙を流していて、私は24年間の父親のいない子どもとして生きてる中で色々考えることもたくさんあったけれど、もしかしたら私の父親もこんなふうに知らない人に打ち明けて泣いてるかもしれないなと思った。

さみしい のは私だけじゃないかもしれないな。

 

さみしい とは思うけれど、私の母ちゃんはほかの人の何倍も何倍も全力で愛を私に教えてくれた。全力で全身で全部で。

きっと私を煩わしく思ったこともあるだろうが、母ちゃんは最高の母ちゃんなのだ。

じゃなきゃこんなに大好きなわけが無い。

こういう話をしないと 寂しかった なんて浮き彫りにならない。意識しないと上がってこない。

 

でも多分私は寂しがり屋だと思う。

1人で生きていけると思った。思っていた。

今でも少し思っているが。

甘えてしまう。

寄ってしまう。

近くに来てと手を伸ばしたくなる。

 

あー、そういえば時間が少なくなっちゃうのか

さみしいなあ 

 

見えないふりをしていたら本当に見えなくなりそうな本音を、どこへしまおうかな。

 

少し踏み込んだお話をした。

あんまり目は合わなかった。

こわくて合わせられなかったかもしれない。

もしかしたら私が見れなかったのかもしれない。

本当に踏み込みたいところは避けて、お互いに気にしながら、周りを踏んでいった。

聞きたいこと本当はたくさんあるし

言いたいこと多分たくさんあるのよ

自分のために聞きたいことと

自分のために聞かなかったこと

こわいな

 

うん。こわい。

 

ずっとこのままだといいのにと思う中、きっとそれ以上を望んだり、怖くなったりしてしまうんだな。

 

マイヘアの悪い癖みたいだ。

これは私の悪い癖?

 

縋り泣けたら楽かな

 

やだなあ

 

あぁ、二日酔いで頭が痛い

二日酔いだけじゃないと思うけど

眠たい。眠たいのに目をつぶると頭の中で言葉がぐるぐるぐる。

 

わーん。

 

そして私は夢を見る。